耳を塞がないイヤホンを着けて電車に乗ってリモート会議やってきた

 おいでませambie

ambieの耳を塞がないイヤホンがやってきた


先日、ヘッドセットの軽量化を目的にレンタルしてみた耳を塞がないイヤホンが届きました。


ヘッドセット軽量化を諦めきれない。イヤホンをレンタルしてみる(申し込み編)

ヘッドセット軽量化を諦めきれない。イヤホンをレンタルしてみる(申し込み編)

ふだんの音楽鑑賞用ヘッドホンに加え、テレワーク用のヘッドセットも持ち歩くのはかさばる。これを一つにするのに失敗し、一度は諦めました。家電レンタルサービス「レンティオ/Rentio」を利用し、再挑戦します。まずは申し込むところまで。クーポンを使ってレンタル料500円オフにできました。


レンタル期間の一週間、音楽を聴いてオンライン英会話をやって満員電車に乗ってリモート会議に参加し、使い倒しました。

結果を一言で言うと、接続がめんどくさいのを許容できるなら、おすすめです。

はっきり言って、Sonyのヘッドホンに勝てているのは重量と装着感だけです。

装着感はどう? 

どの程度の距離まで音が漏れちゃうの?

これでリモート会議できる?

などなど、実際に使って感じたことをまとめました。


この記事はこんな方におすすめ→

  • ambieの耳を塞がないイヤホンて、イヤホン苦手でも使える?
  • どれくらい音漏れするの?
  • バッテリーはどれくらいもつ?
  • リモート会議できる?


この記事で分かること→

  • ambieのイヤホンは「耳の中に固形物が入っている不快感」がありません
  • バッテリーも一日もつ
  • 音量をガンガンに上げなければ音漏れしないし、外の音も聞こえる
  • リモート会議もできる
  • 接続がめんどくさいのがマイナス
  • けど知らない間に接続が切れるので、ambie単体で仕事するのは危険

  • ※耳がぽんこつなので音質のレビューはありません


    装着感がすばらしいぞambie

    写真左の黒い機械の中身がambieのイヤホンです。
    左右の耳にそれぞれ装備する用に、2つ入っています。
    ジョイコンと比べると、その小ささが一目瞭然です。
    ambieワイヤレスイヤホンを開封、ジョイコンと大きさを比較

    ambieワイアレスイヤホンを開封。ちっちゃい。


    装備するのに慣れがいります。
    特に、利き手と逆の耳につけるのが難しく感じます。
    でもまあ、慣れの問題でしょう。

    肝心の装着感はというと…めちゃくちゃいいぞコレ…!

    これまでイヤホンを避ける理由になっていた「耳の中に固形物をねじ込む不快感」がありません。
    2時間ほど着けたままでいても、まったく耳が痛くない。
    痛いのを我慢してヘッドホンを装備していたあの日々は何だったのか。
    装備していることを忘れて布団に入って寝ようとしてしまいました。

    まだ音を聞いていないのに、だいぶ購買意欲がそそられています。
    公式サイトに行って、何色にしようかなあって考えてましたからね。

    買う気満々じゃねえか


    耳からイヤホンを離したら、どのくらい音漏れする?

    装着感に大満足したとて、手持ちの端末と接続できなければ何の意味もありません。
    装備完了後、プライベートで使っているWindows11のPCとイヤホンをペアリングしてみます。
    取扱説明書を見たまま、あっさり終了。
    通知領域から「Bluetoothデバイスの追加」を選ぶだけ。
    ambieワイヤレスイヤホンとWindows11をペアリング

    この後、音楽を流したままイヤホンを耳から外し、音がどの程度漏れ聞こえるか試しました。

    テスト条件1、PCから調整したambieの音量は20%
    PCでambieの音量を20%に調整

    テスト条件2、音源は音量を最大にしたYoutube動画
    Youtube動画再生時に調整できる音量は、最大


    結果はPCのスペックや個人差にも因るので参考値となりますが、

    PCで音を流したまま、耳から離してみると…
    耳ーイヤホンの距離音の聞こえ具合
    30cm(肩から肘くらい)音が出ていることがまったく分からない
    20cm(肩幅より広いくらい)かすかに音がする…ような気がする
    10cm(肩幅よりちょっと狭い)流れている曲が判別できる
    0cm(イヤホン装備時)うるせえ!

    となりました。

    ambie本体を触って音量の上げ下げもできます。
    ボタンが一つだけこっそり内蔵されていて、その押し加減によって操作が変わります。
    覚えるまで意図しない操作を連発させてしまいそう。
    Youtubeの方の音量をいじることにします。

    ambieとPCを接続して通話してみる


    この小ささのどこに仕込んでいるんだ? と思いますがambie、マイクもついています。
    装備したままオンライン英会話もやってみました。


    結果はつつがなく終了。
    レッスン開始直後は、先生の声がワンテンポ…いや0.5テンポ遅れて聞こえる気がしていました。が、すぐに気にならなくなりました。
    先生、私の声が聞こえないと言われることもありませんでした。
    ペアリングさえできてしまえば、オンラインミーティングも問題なしといえましょう。

    バッテリーのもちはどう?

    イヤホンが届いた一日目、二日目の利用実績を書き出してみました。
    時間とバッテリー残量はおおよそです。

    1日目PCでYoutube動画再生1時間
    1日目音を流さず装備したまま過ごす1.5時間
    1日目ケースにしまう(充電せず)11時間バッテリー残り90%
    2日目PCでオンライン英会話0.5時間
    2日目音を流さず装備したまま過ごす1.5時間
    2日目PCでYoutube動画再生1時間バッテリー残り70%
    2日目右耳だけウォークマンと接続し、音楽再生2時間
    2日目充電バッテリー残り40%

    充電せずに19時間ほど過ごしています。
    19時間中、音も流さず通話もせずいた待機時間は15時間。
    実際に音を聞いて通話もし、イヤホンマイクとして使用していたのは4時間ほど。
    このペースなら、まる一日充電しなくても問題なさそう。

    …と言いたいところですが、実は2日目のウォークマンを使った時、左耳からまったく音が出ていないことに気づきました。
    右耳からは音が聞こえます。
    左耳からはまったく音が出ず、数分おきに「Power On」やら「Power off」やら、電源が入ったり切れたりするメッセージが流れていました。
    気が付いたのが外出する直前だったので充電できず…
    メッセージがうるさいので左耳だけ外し、右耳だけで聞いていました。

    片耳だけ先にバッテリーがなくなることがあるんですね。
    左右分離型のイヤホンははじめてだったため、まったく想定していませんでした。

    2台同時接続はできない

    音漏れと関係ないアクシデントもありました。
    ウォークマンとイヤホンのペアリングが難しい。
    いま使っているヘッドホンがSony製なので余計に難しく感じました。
    (私はリンク先の製品と別のものを持っていますが、同じやり方しています)

    残念ながら、ambieにタッチでペアリングする機能はありません。

    最終的には手動でペアリングができたものの、
    ペアリングするためのメニューを探すのに手こずり
    メニューがあっても、ペアリングする機器を探せず
    見つかっても接続失敗し
    接続に成功して右耳から音が聞こえてくるまで、15分かかりました。
    買う気満々だった心にヒビが入った瞬間。

    接続失敗の原因は、PCとイヤホンを接続した状態で、ウォークマンも繋ごうとしていたからでした。
    2台の端末を同時に接続ができません。
    2台目を繋ぐときは、一台目の接続を切ってからでないと繋がりません。
    これに気づくのに15分かかりました。

    電車内での音漏れを検証する

    後日、きちんと充電してから改めて、外出時の使用感を試しました。
    ヘッドホンを抜いたカバンを持った瞬間、軽さに感動しました。
    ぜんぜん違います。
    そりゃそうか。ヘッドホンが180gでイヤホンが両耳でだいたい8g。1/20の重量です。

    外に持ち出す場合に気になるのが、音漏れ。
    この後、電車内でも楽を流したままイヤホンを耳から外し、音がどの程度漏れ聞こえるか試しました。
    (レンタル端末で条件を満たしているか怪しかったので、2022/6/10に購入後、再テストしました)

    テスト条件1、ambieの音量はデフォルトのまま

    テスト条件2、スマホ(Xperia 10II)本体の音量は50%ほど
    ambieイヤホンを接続したスマホでYoutubeを再生してみる



    こちらも結果は参考値となりますが、

    電車内で音を流したまま、耳から離してみると…
    耳ーイヤホンの距離音の聞こえ具合
    30cm(肩から肘くらい)音が出ていることがまったく分からない
    20cm(肩幅より広いくらい)音が出ていることがまったく分からない
    10cm(肩幅よりちょっと狭い)音が出ていることがまったく分からない
    0cm(イヤホン装備時)音楽も、外の音もしっかり聞こえる

    こうなりました。
    電車のアナウンスも、何を言っているかしっかり聞こえます。
    ホームにいて電車が入って来たり、乗車中に電車がすれ違うとイヤホンの音はかき消されます。

    ヘッドホンに慣れていると音量が物足りなさは感じます。
    かといって、音漏れしないギリギリまで音量を上げるのも考えもの。
    イヤホンをしている時に話しかけられても反応できません。

    ただ外出先では、終始音楽を聴いていたわけではありません。
    電車内でテストした後、3時間ほど「装備しているが音は出していない」状態にしていました。
    3時間後に音楽を聴こうとしたら、電源が切れていました。
    電源が落ちてからまた使う際は、左右それぞれで電源を入れ直す必要があります。
    私の使い方では「片耳だけ聞こえればいい」ってないので、戸惑いました。

    リモート会議で使う場合は事前の接続確認が必須

    会社PCともペアリングして、仕事でも使ってみました。
    ここで、外出先で薄々感じていた欠点が浮き彫りになります。

    会社のPCでもあっさりペアリングに成功。
    問題はその後に起こりました。
    接続してから、音も聞かずに通話もせずにしばらく経つと、いつの間にか接続が切れています。
    待ち受け状態というんでしょうか? その状態を維持してくれません。

    はじめて「いつの間にか切断」に気づいたのはよりによって職場での通話中で、イヤホンをしているのに、相手の声がスピーカーから流れてしまいました。
    隣の人に会話が筒抜けでした。
    うち、フリーアドレス(=隣は知らない人)なのに。
    通話しながら保険で持って行っていたUSBヘッドセットを装備し、乗り切りました。

    レンタル期間中は毎日、ambieを装備して仕事していたのですが、「いつの間にか切断」は毎日起こりました。
    しかも嫌らしいことに、「最後にイヤホンマイクを使ってから、切断される(されたことに気づく)まで」の時間がバラバラ。
    切断したたことを教えてもくれません。

    予定されているリモート会議に参加する場合は、事前に接続確認が必須です。
    今から電話していい? と予告してもらえる場合も、何とかなります。
    突発的にかかって来る電話を受ける用にはなりません。

    耳を塞がないイヤホンだけでテレワーク…危険すぎる

    結論:接続がめんどくさいのを許容できるなら、買い

    使いながら考えた末、ヘッドホンからambieのイヤホンに乗り換えることにしました。
    仕事では使わないと割り切った。
    接続がめんどくさいけど、音楽鑑賞だけで毎日使うことはない。
    いちどambieを体験して、ヘッドホンの重さ、耳が痛くなる装着感に戻りたくなくなった。
    という理由です。
    接続がめんどくさいより、軽い・着けていて楽を取りました。

    黒を借りたのですが、他の色も検討したくて。

    最後に、イヤホンのよかったところ、イマイチだったところをまとめておきます。

    ambieの耳を塞がないイヤホン、よかったところ→

    • とにかく軽い
    • 「耳の中に固形物が入っている不快感」がなく、装備していて楽


    ambieの耳を塞がないイヤホン、イマイチだったところ→

    • 接続がめんどくさい(Sony同士が簡単すぎるから余計に)
    • いつの間にか接続が切れていて、使いたい時に使えないことがある


    • こちらから、500円オフでレンタルできます


      そして一週間後。ホワイトを買ってきました。

      事の発端だった軽量化を図れたかというと、この通り。

      ヘッドホン(の箱)とambieイヤホンの大きさを比較する

      先代のヘッドホン…の箱と、大きさを比較してみました。

      (撮影前にヘッドホンを処分してしまう凡ミスを犯したため、箱との比較となっております)

      箱の中にキチキチに入っていたので、箱の大きさ=ヘッドホンの大きさと思っていいです。なんだか大きさが違いすぎて、キミたちは本当に同じ機能を持った商品なのかい? と聞きたいくらいです。

      明日からよろしくね、ambie。